「仏教の思想 1 知恵と慈悲<ブッダ>」 増谷文雄 / 梅原猛 読書中
「縁起」の辺りを読書中
2 存在の構造の把握 流動する存在論としての「縁起」
- 万法のあらわとなれるとき
- げに諸法の現れ来たる時
- 覆われている
- 覆われているのは認識の対象ではなく主体
- 法々は隠蔵せず、古今つねに顕露なり
- 眼生じ、智生じ、正覚、開眼
- 縁起
- 縁りて、起きること
- 条件的生起
- 阿耨多羅: 無上、最高にして無制約的
- 普遍妥当性
- 縁起の公式
- これあるによりてこれあり。これ生ずればこれ生ず: 事物の存在もしくは生起
- これなきによりてこれなし。これ滅すればこれ滅す: 事物の絶滅もしくは克服
- ゴータマがまず把握したものは《縁起の法》で、それを《縁起の公式》で整理
- 人間の有限性にまとう不安に公式を当てて考えられた結果が《十二支の縁起》{老死、生、有、取、愛、受、触、六処、名色、識、行、無明}
方舟1
- p34〜37