吉野木三448

ヨシノキミ…何かのアナグラムみたいな… 読書、アニメ、ドラマについてのメモ、謎のノート、日記

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光のセミナー 8課 「5の性質」メモ5

デカルトの心身二元論

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 このおもしろいとこがございましてね。一番元になるものは、何つったって光なんですが、何つっても一番元になるものは光ですね。そうすると、この今から約300年位前に。フランスに、我々もよくお話しなどに使っている、デカルトっていう大哲学者が現れましてね。
 そして、この方は大変なことを仰ったんですね
 宇宙っていうものは、物質と心と二つで出来てる。で、そのそういう定義っての、
 それまでは物質と心と二つで出来てるという考え方はなかったです。これ二元論って言いますね。

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 そして、この二元論っていうものが、定義されたお陰で発達したのが、実は科学なんですね。
 科学とか技術といいます。さっき、その十進法というものが、発見された。
 ゼロが発見されてから、科学の質が、実はゼロが発見されて更に科学が、うんと発達する為には、約600年かかってるんです時間が、600年以上の時間。そして今度はデカルトという方が、こういう問題提起したお陰でですね。
 科学者が、安心して物質の法則。すなわち科学の法則を探求出来る場が提供されたんですね。
 その為に物質とね、心というものは、ドンドンドンドン離反してしまいましてね。そして、20世紀の後半に至りますと、どうも…あの時、俺たちのね。ご先祖がやってしまったことは、一時は色んな技術文明が、

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 発達して随分得したように思ったんだけど、そうじゃないんじゃないかな、ね。そうじゃないんじゃないか、という反省が現れた。
 で、その反省がどういう形で現れたかって言いますと、今から約20年前ですね。20年ちょっと前ですか。
 フランスのパリっていうとこの、カルチェ・ラタンっていうとこで起こった。
 だから、セーヌの川岸で起こったんでしたね。だから私あの時見たニュースで、一番いまだに私の心にグサッというか、もう刺さったような、鋭利な、短剣が刺さったようにされた言葉がございます。これ何て言う言葉かっていうと「デカルトをぶっ殺せ」っていう言葉、言葉ですね。
 要するにデカルトがこれを二つに裂いた為に、人間は物質と心ってのは、それぞれ違った次元で扱うようになってしまった。
 そして、最近は、

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 これを一つにしよう、一つにしようって考え方があちらこちらで、ま、提起されてるのは、ご承知の通りでございます。

心と生命は別

 そいで、これはこれで、色んな哲学者や科学者が、色々やっていらっしゃいますから、それはそれとしましてね。
 今度は、その心の世界が、またず~とやってくと、もう心の世界ってのは、大分計算ずくになってきましたね。
 実はこの物質の世界も、ず~とこうやって、この世紀になりますと、ニールス・ボーアとか、マックス・デルブリュックなんていう偉い物理学者がですね。
 それから、シュレディンガーなんて方達が、もっと物質というものが、構成してる、人間、または生物の行っている生命現象ですね。
 生命現象っていうものが、心の問題だっていうふうに考えないで、物質をもっと究明して、もっと解明できる問題なんじゃないかっていう考え方、これがもうこの20世紀になってから初めて出来た。

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 今度は、考え方です。だから、ここんとこで、生命と精神すなわち心っていうものがまた、もっと細かくですね、捉えられて行く。
 大分ここで心と思ったものが、こっちの方で解明出来てきましたね。解明出来てきた。
 そこら辺の所を今年の後半になったら、もうちょっと皆さんと詳しく考えて行きたいと、ま、私も実は思っているんですがね、けど。
 だから例えば、遺伝だとか何とかっていうこと、大分色んなことが分かって来る、ね。
 それはその物理的に物質というものの中のメカニズムの中から解かって来た。
 だからもぅ、こうドンドンドンドンある意味で言ったら、こちらの専門範囲だと思ってた問題。
 ドンドンドンドンある意味で、こう、この(物質)科学の面から、侵食されてるみたいなもんですね。
 仲々科学者の方ってのは真剣に行ってます。

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 ご立派だと思うんですね。ところが、今度はやはり、この(生命)問題になっても、ただこの頃は、ず~と一番先端的に研究なさってる方は、生命っていうものと、心というものをまたちゃんと、厳格に区別してお考えなっているようです。これも立派ですね。
 むしろこういうことを、いまだにごっちゃごちゃに使ってんのが、あれですね。
 宗教家の方の、あれ不思議ですね。そしていまだに心、精神っていうものと、生命っていうものと大体同じに思ってる方、他沢山います。
 それから、つい皆さんだって、戦前の方はですね。命っていう言葉と心っていう問題と殆んど同じ、同意語に使ってましたね。
 私なんかもその一人。しかし、戦後ドンドンドンドンと、このいわゆる生物化学っていうものが進んで参りましたら、あながちそうじゃなくなってくる、ね。しかし、今度は、本当の真実ってのは、

コペルニクス

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 科学がどんなに進歩しても、その進歩というものが、また、完全に受け入れられるもんじゃなかったら真実と言えないですね。
 丁度今から350年程前ですかね。コペルニクスって方、ね。
 いや!今迄、地球の周りに太陽が回ってんだと思ってたらそうじゃないんだと。
 違うんだと、ね。地球の方が太陽の周りを回ってんだということを言いましたね。
 それを称して、コペルニクス的展開と、今でも諺になってる。
 で、これはちょっと話がそれますけども。今年の2月の16日。武田薬品という日本で一番大きいですね。薬品会社が、イメージ広告を出しましたね。それ、私は朝日新聞も読んどります。朝日新聞の一面に、それは、

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 過去、人類の歴史上に現れた、人類の識者ですね。プラトンとかアリストテレスとかですね。
 アインシュタインとか、その他、今言ったコペルニクス。そういう方達の肖像をず~と、これ不思議なんすね、22人並んでるんです。
 224てなりますね。天の軍勢の数と同じ、そして、その22人の方が一言ずつその下にその方の言ったお言葉が書いてある。
 ところが前はどの言葉もみんな確かに、皆いい言葉があるんですけどね。
 例えばパスカルって方は「人間は考える葦である」、しかし、人間が考える葦であるっていう言葉は、これは何も出て来ないんですね。
 但し、人間のあり方を言い得て、妙であり、またそれは一つの信条です。
 そんなかで、本当にこう、活用価値のあるですね。光に適用して活用価値のあることをず~とやったら、22の内ですね。この四つかな?と思ったのがありました、ですね。

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 で、その四つの内、全部覚えてないんですが、一つだけ非常に私ね。
 もうこれ素晴らしい言葉やな~と思ったんすね。コペルニクスって方ですね。
 コペルニクスって方の、この下に書いてある。これはもう素晴らしい言葉だと、もう一生忘れられない。
 恐らく皆さんも一生忘れられない、ね。覚えようと思わなくても、覚えられるね。
 コペルニクスという方が、とにかく地球の周りを太陽が回ってんじゃなくて、太陽の周りを地球が回ってんだと、これ大変なことなんですね。
 大変なこと。何万年も知らないでいたこと、言い始めた。それじゃあ、それを分かる為にこの人が用いた道具立て、道具立てが、秘密が書いてある。何て書いてあるかっていうと、その下に
 「単純明快それだけでいいではないか」って書いてあります。

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 皆さん一生忘れないでしょう? 単純明快それだけでいいではないか、びっくりしました。
 コペルニクスって方は、物事を複雑怪奇に考えてなくて、単純明快に考えを突き詰めてって、その世界に到達したんだとなと私。こんな嬉しいこと、今年で嬉しいことがね。最高の一つ。
 そして今度は話戻しまして。今度はこの心ってものは、光というもので解明されて行くね。


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